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米国のインフレ上昇

最新の米国インフレ指標が2月のCPIデータの形で発表され、広く予想されていた通り数字がわずかに上昇しています。コアCPIは予想されていた0.3%の上昇を0.4%上回り、ヘッドラインCPIは0.4%上昇し、予想通りの上昇となりました。

米国の株式と債券利回りがいずれも最新のUSCPIの数字後に上昇したことは、市場ごとにデータの解釈が異なることを示しています。株式市場は、1月のデータから0.1%上昇したものの、ヘッドラインCPIの数字が予想通りであることに注目しているようでした。一方、米国債市場は、食料・エネルギーコストを除いても数値が予想よりわずかに高かったというコアデータにより注目しました。その結果、株式市場は最新のインフレデータがFRBの利下げタイムラインを変えるとは考えていない一方で、債券市場はインフレが上昇する中で米国の現在の利回り水準がもう少し続く可能性があると示唆しているようです。

CPI発表後、10年物債券利回りが5ベーシスポイント上昇したことで、金価格は売り圧力を受けました。金はここ数週間で急騰し、過去最高値を更新しましたが、CPIの上昇による債券利回りの上昇により、トレーダーは貴金属のロングポジションで利益確定を得る理由となりました。スポット金契約は約1%下落しました。2149ドルのサポートは当面下落を守りそうですが、債券利回りがさらに上昇すれば、2134ドルの金のサポートが影響する可能性があります。したがって、金が最近の高値からさらに緩和する余地はありますが、上昇面では2024年後半のFOMC利下げ期待が維持されれば2200ドル以上の水準に到達する可能性は残っています。

また、金価格の直近の将来に影響を与える可能性が高いのは米ドル指数(DXY)です。2月のCPIデータを受けてUSDは緩やかな上昇を見せましたが、DXYは依然として103を下回る水準で取引されています(水曜日のアジア取引時間時点で)。米ドルは過去1週間にわたり主要通貨に対して下落し、トレーダーはFRBの金融緩和(おそらく6月頃から始まる)に注目しています。円はドルに対して顕著な上昇幅を見せており、今後の春の賃金交渉(「順斗」として知られる)に注目が集まっています。この交渉の結果は日本銀行(BOJ)のマイナス金利政策終了の方針に影響を及ぼす可能性があります。したがって、今後の賃金交渉や日銀会合を踏まえると、USDJPY金利は3月残り期間に注目すべき指標となる可能性があります。USDJPYは今月これまでに2%下落しています。

今後、2月の米国CPI結果はすでに発表されましたが、木曜日にはPPIのデータが発表されます。もし工場価格が同様の上昇を示しれば、FRBが実際に利下げ

を踏むタイミングに疑問が投げかけられるかもしれません。

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